北海道大学法科大学院は、JR札幌駅の北口から徒歩7分の立地にある国立のロースクールです。
首都圏に在住する人も北海道のロースクールへの進学を考えることが多いようですが、札幌の物価は首都圏よりも安いです。
学習環境も良いので北海道大学法科大学院に進学することも一つの良い選択肢だと思います。
ロースクールを設置している大学は多くないですし、北海道大学法科大学院の情報も少ないと思います。
しっかりとリサーチして、受験対策するようにしましょう。
事前に講座内容を確認しておきましょう!
\合格へのペースメーカー/

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北海道大学法科大学院の基本情報

名称 | 北海道大学法科大学院 |
---|---|
所在地 | 〒060-0809 札幌市北区北9条西7丁目 |
定員 | 50 名(3年課程 20 名程度,2年課程 30 名程度) |
各法科大学院の司法試験合格実績(2022)
2023年度ランキング | 司法試験合格率 | 受験者数 | 最終合格数 | |||
順位 | ロースクール名称 | 全体 | 全体 | 修了者 | 在学中 | |
1位 | 京都大学法科大学院 | 68.4% | 275 | 188 | 94 | 94 |
2位 | 一橋大学法科大学院 | 67.2% | 180 | 121 | 61 | 60 |
3位 | 慶應大学法科大学院 | 60.0% | 310 | 186 | 95 | 91 |
4位 | 東京大学法科大学院 | 59.0% | 315 | 186 | 92 | 94 |
5位 | 神戸大学法科大学院 | 48.6% | 146 | 71 | 44 | 27 |
6位 | 名古屋大学法科大学院 | 47.2% | 89 | 42 | 22 | 20 |
7位 | 早稲田大学法科大学院 | 44.7% | 389 | 174 | 90 | 84 |
8位 | 大阪大学法科大学院 | 42.9% | 182 | 78 | 51 | 27 |
9位 | 中央大学法科大学院 | 39.3% | 229 | 90 | 43 | 47 |
10位 | 北海道大学法科大学院 | 37.8% | 74 | 28 | 13 | 15 |
11位 | 岡山大学法科大学院 | 36.4% | 33 | 12 | 5 | 7 |
12位 | 愛知大学法科大学院 | 33.3% | 6 | 2 | 2 | 0 |
13位 | 成蹊大学法科大学院 | 33.3% | 3 | 1 | 1 | 0 |
14位 | 筑波大学法科大学院 | 33.3% | 51 | 17 | 12 | 5 |
15位 | 同志社大学法科大学院 | 33.3% | 87 | 29 | 19 | 10 |
参照元:令和5年司法試験の結果について(2023年法務省)
北海道大学法科大学院の司法試験合格実績は、27.8%です。
合格実績が飛び抜けて良いわけではありません。
しかし、北大ローの学習環境は良いので、真剣に法律と向き合うことで合格に近づくはずです。
北海道大学法科大学院の学費

学費 | 入学金 282,000円 授業料 前期・後期 各402,000円 |
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授業料減免制度 | 学業優秀で経済的理由がある場合、全額または半額を免除あるいは納付猶予する制度があります |
奨学金 | 日本学生支援機構、民間・地方自治体等奨学団体の奨学金あり |
北海道大学法科大学院の入試難易度

入試難易度 | |
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オススメの予備校 | アガルート |
2年既修課程 | 書面審査 :計 50点 法律科目試験:計400点 合 計 :計450点 |
3年未修課程 | 書面審査 :計100点 小論文試験 :計400点 合 計 :計500点 |
北海道大学法科大学院への入学難易度は、受験年度によって異なります。簡単に合格できるわけではありません。
北海道大学法科大学院の入試選考は二段階に分けて実施されます。
第1次の書面審査における点数を、第2次選抜の際でも活用し,書面審査と筆記試験(法律科目試験または小論文試験)の合計得点の多い順番で合格者が決定されています。
北海道大学法科大学院では、
一般選抜の他、特別選抜(①5年一貫型教育選抜、②開放型特別選抜の2種)が実施されています。
北海道大学法科大学院における2022年度の受験者数は137人で、そのうち64人が合格してています。
入試の実質倍率は2.14であり、全35法科大学院中27番目の倍率です。
合格倍率で比較すると、北海道大学法科大学院の難易度は、相対的に低めということが出来そうです。
しかし、ロースクールの入学難易度は、受験生の学力レベルや、各大学院の出題レベルや相性によっても左右されます。
合格を確実にするためには、入試制度や出題形式についての過去問などで情報収集することです。
予備校をうまく使って、効率よく学習することが必要です。

北海道大学法科大学院⇒入試対策

北海道大学法科大学院⇒試験科目と配点
7科目 | 憲法(80 点) 民法(80 点) 家族法を含む。 刑法(80 点) 民事訴訟法(40 点) 倒産・執行法を除く。 刑事訴訟法(40 点) 商法(40 点) 商行為・海商・保険法を除く。 行政法(40 点) 総論及び救済法。 |
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入学試験対策
北海道大学法科大学院(既修者コース)に合格するには「法律科目試験」に合格しなければいけません。
法律科目試験には主要7科目が全て出題されます。
民事系(民法・商法・民事訴訟法)、公法系(憲法・行政法)、刑事系(刑法・刑事訴訟法)の合計7科目です。
法律科目試験の試験時間は、
- 民事系=2時間40分
- 公法系=2時間
- 刑事系=2時間
と長丁場です。
配点は、憲法・民法・刑法が80点、その他の科目が40点であり、合計400点満点となります。
過去問対策
北海道大学法科大学院(既修者コース)の過去問は、北大ロースクールのホームページで見ることもできます。
過去問分析も重要ですが、予備校をペースメーカーにして基本論点と最高裁判例をしっかりと潰す勉強をすることが重要だと思います。
基礎的な学力を日々積み重ねていくことが大事です。
北海道大学法科大学院⇒出題傾向

北海道大学法科大学院の法律試験科目(7科目)の出題傾向を、順番に確かめておきましょう。
出題される科目は憲法,行政法,民法,商法,民事訴訟法,刑法,刑事訴訟法の7科目です。
北海道大学法科大学院⇒憲法の出題傾向
北海道大学法科大学院の「憲法」の出題は、基本的な出題内容です。判例をベースにして、その理由と規範をしっかりと書けるようにしておきましょう。
設問は2つ。人権分野の事例問題,統治分野の問題が出題されています。
試験対策をするにあたり、手を広げてはいけません。
判例百選に掲載される基本判例をしっかりと勉強しておきましょう。旧司法試験の過去問を使っても良いと思いますが、いずれにしろ手を広げすぎないようにしてください。
人権問題の処理パターンに従って論述できるようにすることが大事ですし、統治問題は一行問題に対応できるようにしておきましょう。
北海道大学法科大学院⇒行政法
北海道大学法科大学院の「行政法」の問題は、事例に基づく設問が出題されています。
審判対象と訴訟選択を問う出題が多い
救済法の分野と本案上の主張と問う問題が多いと思いますが、どのテキストや教科書にも載っている基本事項だけをしっかりと潰しておくことが重要です。
北海道大学法科大学院⇒民法
北海道大学法科大学院の「民法」の問題は、事例問題をベースとしています。
民法の問題は難しいかと思いますが、難問は他の受験生にとっても難問なので、焦らず条文と判例をベースに論述することを心がけてください。
条文の文言と、規範、法律効果を意識して勉強をしましょう。民法も手を広げすぎないように気をつけましょう。
北海道大学法科大学院⇒商法
北海道大学法科大学院の「商法」の問題は、典型論点が出題されています。
典型的な論点について、条文をベースとして勉強しておきましょう。
北海道大学法科大学院⇒民訴法
北海道大学法科大学院の「民事訴訟法」の問題は、基本的な論点が事例問題で出題されることが多いでしょう。
判例百選に掲載されている基本レベルの重要判例を押さえておきましょう。
それぞれの単元における重要概念と典型論点を骨太に押さえておいてください。
北海道大学法科大学院⇒刑法
北海道大学法科大学院の「刑法」の問題は、問題の事例を読んで構成要件を検討する出題です。
刑法も典型論点と典型判例を押さえておくことが重要です。
犯罪の構成要件の体系と、大筋の理論を抑えておきましょう。あとは事例への当てはめを試験時間の範囲内で簡潔にするようにしましょう。
北海道大学法科大学院⇒刑事訴訟法
北海道大学法科大学院の「刑事訴訟法」の問題は、捜査分野または公判分野における典型論点が問われています。
百選や基本テキストに書いてあることを、骨太にしっかりと理解して書けるようにしておきましょう。
法科大学院入試対策においては、「アガルート」の予備校講座が充実しており評判が良いです。

北海道大学法科大学院⇒評判・口コミ
北海道大学法科大学院を目指されている方は、その選択に間違いはないと思います。
勉強に集中できるロースクールですので、入学お待ちしています。頑張ってください!
法科大学院入試対策においては、「アガルート」の予備校講座が充実しており評判が良いです。


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