司法試験に不合格

【司法試験と予備試験】合格する人と不合格になる人の決定的な違いを確認する⇒

社会人合格者・高橋
社会人合格者・高橋
司法試験に合格するまで試行錯誤し、苦労しました。

司法試験・予備試験に何度も挑戦する中で、「試験に合格する人」と「不合格になる」人の違いが見えてきました。

私の経験に基づく話が、皆様のご参考になりますように。

司法試験・予備試験:受かる人と落ちる人の違い① 完璧主義かどうか

合格者と不合格者のテキストの読み方

不合格の推定が働く特徴のうち、一番わかりやすい一つとして「テキストの読み方」が挙げられます。

受からない人の中には、勉強熱心となるあまりに、テキストや基本書を読むときに、最初から最後まで読み込もうとする方がいるのです

「何ヶ月もかけて本を熟読する」

しかし、一から十までテキストを熟読して、完全理解しようとする勉強方法は、試験に合格するという観点から非常に危険です。

司法試験そして予備試験の合格者は、とりわけ要領が良い方である程、テキストを読み込む勉強方法はしていません。

例えば、一冊の本に書かれている重要部分は2割だけだと言われています。本を読むときにはその本に書かれている重要な2割は何か?ということを考えて、エッセンスを読み取ることこそが必要なのです。

ある法律をマスターするためには、まずはその法律について簡単にまとめられている本を2〜3冊読んで、骨組みとなる部分を理解してしまいましょう。読み易くまとまっている本を読むことです。

同時並行で、試験合格に必要となる部分に的を絞って、分かり易い解説をしてくれる講座を受講しましょう。講義はオンライン予備校である「資格スクエア」の講義が良いようです。合格者によっては「アガルート」や「スタディング」の講義を勧める人もいます。

基本をマスターできたら、早めに過去問題を解いて、読んで、理解することが重要で、解き方を含めて自分の軸となる部分を固めてしまいましょう。

過去問を解く中で疑問点が出てきたら、その疑問点についてだけを参考書となる教材を辞書代わりに調べてください。

教材は一から十まで完全に熟読してはいけません。

不合格になるか、合格できるかは、テキストの読み方ひとつで推し量ることができます。特に伊藤塾を受講している人は注意が必要です。

試験範囲:捨てる分野と拾う分野を見極め

真面目な受験生や、向上心が高い受験生であるほど、「上位合格」を狙ったり、「完全理解」しようと考えています。

しかし、真面目さや向上心の高さがアダとなって、試験に落ちやすい体質に陥ることが多々あります。

なぜなら、司法試験と予備試験は、出題範囲が広すぎるし、また問われている内容も奥深いモノがあるので、完全理解した状態で試験に挑むことはそもそも不可能なことだからです。

試験の合否は、受験生間において相対的に決まります。完璧にマスターする必要はありません。

出題頻出分野について基本となる理解をした上で、基本となる過去問を理解・記憶してさえいれば、試験には十分に合格することができます。

完璧マスターするのではなく、どの試験範囲の基本をマスターして、過去問を解かなければいけないのか?ということに注意を払う必要があるのです。

受かる人と落ちる人の違い② 勉強方法

小まめに締切日を設ける

勉強するときには、必ず期限を設定しましょう。締切を設けると集中力が増し能力が向上しやすいからです。追込み学習をする中で、

「合格するためにはどのような勉強をしなくてはいけないか」
「重要ポイントは何か」
「どの試験範囲を勉強しなければいけないのか」

ということを必然と考えながら勉強することになりますし、実践的に使える理解力と記憶力が身につきます。

本試験までに期限を何度もこまめに設定しましょう。設定する締切日が一度だけだと、試験に対応できる能力をあげることは難しいと思います。

繰り返し、反復継続学習を

学んだ内容は、何度も何度も繰り返すことが重要です。何度も繰り返して勉強する中で、理解と記憶の質も深まります。

要領が良い合格者は、反復継続学習を何度も繰り返す中で、同じ分野の勉強時間を徐々に短く設定していきます。1回目は2週間、2回目は1週間、3回目は3日間というように学習スパン設定します。

学習締切日(試験当日)に向けて、自分を追い込む合格者が多いと感じます。

受かる人と落ちる人の違い③ 学習スケジュールの計画

また、予備試験・司法試験に落ちる人程、頑張り屋さんの傾向があります。

傍目から見ると「ものすごく勉強してること」は確かなのですが計画性に欠けるように見えます。目の前のことは頑張るのだけど、全体的な思考に欠ける傾向があるのです。

試験に落ちてしまう「頑張り屋さん」は、

自分に与えられた環境や、今までの勉強経験を踏まえて、いまの自分に出来ることを精一杯に学習します。

マイベストを尽くして勉強しているのだから、何も悪いところはないように思えますが、

しかし、自分ができることをするのでは決して合格することは出来ないでしょう。自分の頭だけで考えて勉強してはいけません。

司法試験・予備試験に合格したければ、ゴールとなる合格を見据えて勉強しましょう。目の前にぶら下がっている授業の復習や、答練に向けて猪突猛進するのではなく、試験当日から逆算して、具体的な勉強計画を立てることが重要です。

「いつ合格するのか?」ということを決めてから、合格から逆算して学習スケジュールを立てましょう。具体的に

「何をどこまで」
「いつまでに勉強するのか?」

ということを計画してから勉強しなければなりません。

受かる人と落ちる人の違い④ 本格的に受験勉強を始める時期

司法試験・予備試験に落ちやすい人は、総じて純粋で真面目です。

真面目であるがあまり、予備試験の講義について予習復習に励みすぎる傾向があります。それ自体は悪いことではないのですが、

大手予備校では、1年半とか2年間の合格コースを設定しており、それらのコースを受講する場合には注意が必要です。

例えば、伊藤塾のように講義時間や予習復習の量や、教材のボリュームが多い予備校を選んでしまうと、受講生は1年半とか2年間の講義を全て学び終えてから、ようやく本試験に向け受験勉強の本腰を入れる傾向があります。

本格的に勉強を始める時期が、1年半後・2年後からになるのです。モチベーションも若干下がっています。

一方、短期合格しやすい人は、ある意味不真面目と言いますか、要領よく勉強します。

大手予備校の講義のようなインプット学習に時間をかけすぎることがありません。情報リサーチ力に長けた人であれば合格者からの話をよく聞いて、資格スクエアなどのオンライン受講を受講することが多いようです。

隙間時間も利用しながら、短めにインプット学習を終わらせてしまいます。大まかな内容を理解できたら、早々に本腰を入れて受験勉強を開始するのです。

大手予備校の基礎講座から受講して、1年半とか2年間の講座コースを受講している方は注意しましょう。伊藤塾のような大手予備校は、講義時間と教材のボリュームが非常に多いので、講座の予習と復習に明け暮れてあっという間に2年間が過ぎてしまうことでしょう。

2年間が過ぎてからようやく、本試験に向けた勉強をすることになってしまいます。

2年間のロスは大きいですし、2年のあいだ一生懸命勉強してきた人ほど、燃え尽き症候群にも似た症状が出てしまい、モチベーションも下がりがちになるのです。

受かる人と落ちる人の違い⑤ 過去問の学習法

過去問の学習法においても、不合格者と合格者には違いがあります。特徴が見受けられるのです。

不合格となる方には、過去問題を重宝し、大事に取り扱う傾向があります。大切にするがあまり、過去問を解くのは受験勉強の終盤、試験直前期となることがあるのです。

結果として、過去問の理解は浅く、過去問の読み込みも出来ずに、記憶することも出来ません。

これに対して、司法試験と予備試験の合格者の多くは、最初から過去問を使って勉強する傾向があります。

合格者の多くは、基礎講義を聞いて、まとめ本を数冊読んで基本をある程度マスターできたら、直ぐに過去問題を解き始めます

過去問を解いたら、直ぐに解答と解説を読んで、自分の理解とのギャップを確かめます。何度もこれを繰り返します。

何度も何度も過去問を解きます。

  1. 過去問題で「本試験の出題のされ方」を確認
  2. 過去問でその法律の「出題範囲」を理解
  3. 過去問を理解して覚えてしまう

過去問は覚えるモノです。合格者はこのことをよく意識してます。

頻出分野の過去問から順番に覚えることが大事なのです。講義時間がコンパクトにまとまっている講義も何度も聞きながら、過去問も解いて解説も聞くことです。基礎を抑えて重要過去問を覚えてから、アウトプットとして未知の問題に取り組むことです。

受かる人と落ちる人の違い⑥ アウトプットとインプット

司法試験(予備試験)に不合格となる人は、インプット学習を重視し過ぎる傾向にあります。

特に、伊藤塾などの大手・通学生予備校の講座を受講すると、「インプット学習」がメインとなってしまい、講義を聞く受け身の勉強に偏重してしまいがちです。

しかし、合格者は「アウトプット学習」を重視しています。合格者の真似をしなくては合格は近づいてこないことに注意してください。アウトプットは基本の学習を終えたら直ぐに始めましょう。

アウトプットすることで、理解力と記憶力も上昇していきます。アウトプットの数を増やすことこそが、合否を分ける決め手となります。

過去問を解く機会もなるべく早く作ってください。資格スクエアの講義を利用して勉強するとスムーズに過去問の理解・記憶が進みますし、アウトプット学習をすることができるでしょう。

受かる人と落ちる人の違い⑦ スキマ時間の利用

それに試験に合格する人は、一日中、合格に向けた努力をしています。合格に向けた学習スケジュールに従って、いま自分がやるべき勉強に、毎日、全力で意識を集中させています。

勉強する場所は、図書館や予備校、自習室、自宅の机に限りません。

たとえ、歩いている時でもさえも、絶えず頭の中で勉強しているし、トイレやお風呂でも、寝ている時にも勉強のことで頭がいっぱいなのです。

移動時間や、ちょっとした空いた時間でも、疑問点に関するオンライン講義を聴いて理解を深めるようにしていますし、

電車の中などのスキマ時間を利用して、オンライン上で問題を解くというアウトプットを繰り返しています。

合格する人は「スキマ時間」を有効活用しているのです。スキマ時間を有効活用するために、スマホやPCで学習ができるオンライン予備校の講義をうまく利用しましょう。

受かる人と落ちる人の違い⑧ 学習量

先ほど「完璧主義」は、予備試験・司法試験に合格するには弊害となることをお話ししました。

似たような話となりますが、試験に合格したいのであれば、学習量にも気をつけなくてはなりません。

受験生の中には、勉強量や学習教材は多いほど良いという勘違いをしている人がいますが、それは断じて間違いです。

受験勉強は、出題範囲を見極め、出題形式に沿って、学んだ内容をまとめていく作業でもあります。

出題範囲の全てを完全マスターすることは不可能だということを理解して、合格するために必要となる学習範囲を絞るようにしましょう。絞った学習範囲だけをマスターするように心がけましょう。

普段の勉強においても、たくさん講義を聞いて、たくさんの教材を使用するよりも、試験に出題される最小限の核となる部分を見極めながら勉強することが肝となります。

受かる人と落ちる人の違い⑨ 予備校の選び方

最新の受験傾向に長けているか?(講師の質)

最新の受験情報に強い予備校を選ぶことが大事です。

確かに、どの予備校でも最新の受験傾向を研究しているのですが、講師が近年の受験傾向に精通している訳ではありません。

伊藤塾やLECの講師は、当たり外れが多いように思います。近年の受験傾向や意識の面で劣っている可能性が高いので注意しましょう。

「資格スクエア」や「アガルート」であれば、講師の質は良いので安心して受講できると感じます。

授業の質

大手予備校の通学制の授業だと、時間やコマ数が決まっているおり(2年コースなどの長期は特に)、授業の質が落ちる傾向があります。講師の無駄話があったり、細かい箇所まで解説がなされる可能性があるのです。

その予備校・講座は、試験に合格するために必要最小限の範囲だけを勉強するように、絶えず緊張感がある授業が実施されているか?という点を注意しましょう。

オンライン講座であれば、試験に合格するために必要なことだけに絞ったコンパクトな解説授業が実施されるように工夫されていると感じます。

教材の量・質

消化不良になるような多くの教材や、細かな論点に至るまで辞書のように分厚い教材を使用する予備校の講座は受講してはいけません。多くの合格者は、例えば伊藤塾の教材ボリュームは効率的でないと感じているようです。

講座を受講する前に、合格に直結する重要部分をついて、わかりやすく講義があるか、教材はどうか、ということを確認しておきましょう。

受かる人と落ちる人の違い⑩ 睡眠時間

不合格となりやすい人は、受験勉強に熱心となるあまり、精神的に焦ってしてしまい、睡眠時間を削ってまで勉強する人が多いようです。

本気で試験に合格したいのであれば、本試験当日までの学習計画に従い、やるべきことをやったら直ぐに寝るようにしましょう。

朝型でも夜型でも構いませんが、1日の睡眠時間は7〜8時間は確保するように気をつけてください。

そのためにも、何を・どこまで・いつまでにやったら良いのか?という、合格から逆算した学習スケジュールを立ててくれる予備校を利用した方が良いと、私は思います。

受かる人と落ちる人の違い11 合格者の真似をする

司法試験と予備試験に合格する人は、素直に合格者の話を聞いています。最新の合格者からはなしを聞く機会を作って、合格者の真似をするようにしましょう。

確かに、自分の意見や考えを持つことも重要ですが、司法試験の場合、合格者の話を数多く聞くことが重要です。

多くの合格者が実践していることや、注意していること、そして合格者の思考方法について学ぶことです。合格者と比べて、自分が異なっていることがあるかないか、絶えず意識しておきましょう。

合格するためには、合格者の真似をすることが一番なのです。

不合格となる方は、自分の考えに固執してしまい、自分の殻に閉じこもってしまう傾向にあります。合格者の真似をしないことには合格への扉は開ません。

受かる人と落ちる人の違い12 講師・合格者に質問する

わからないことはとにかく合格者や講師に質問するようにしましょう。

勉強内容や、論文の書き方、普段の生活上のことや、考えていること、なんでも構いません。

合格者に質問することを通じて、受験生が自然に持っているオーラと言いますか、雰囲気を掴み切ることも重要です。

月に1〜2回で十分であり、それで構わないと思います。
合格者と同じレールに乗って勉強するようにしてください。

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