
大学生や法科大学院生、社会人の方など、これから予備試験を受験する方に対して書いてみました。
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目次
予備試験の受験勉強⇒①「過去問」が最重要
これから予備試験の受験勉強を始めるときに、一番大事なことは「過去問に触れること」です。このことは初学者でも十分対策が進んだ人でも変わらないと思います。
なぜなら、本試験問題(過去問)は試験当日に向かい合う相手だからです。
受験生の中には、悪い結果になるのを恐れて、過去問に手を出す時期をどんどん遅らせる人がいます。または,もっと実力がついてからと思ってやらない人もいます。
しかし心配はいりません。過去問は膨大にありますし,受験勉強の過程で、同じ問題を何度も何度も解きます。
大事なことは一度解いた問題を忘れたときです。前回と同じミスをした場合にはまだ理解が不十分だということが分かります。
前回過去問を解いて間違えたときと違い、正解を導けたときは、自己が成長していたので理解できたということです。
予備試験の受験勉強⇒②学習を習慣化
予備試験の受験勉強を始めるときに、2番目に大事なことは学習を「習慣化」することです。
まずは自分が一番効率よく勉強できる時間・場所はいつ・どこなのかを把握してください。
それぞれ自宅や図書館,カフェ等が最も学習効果のある空間かもしれません。そしてそれが分かったら,まずは決まった時間にその場所にいることを目指してください。
このこと(学習の習慣化)ができるようになれば,その場所に着いたら、次は参考書や問題集を開くしかありませんから自動的に学習が習慣化します。
図書館やカフェで勉強する人が多い理由はここにあるような気がしています。
予備試験の受験勉強⇒③健康管理
予備試験の受験勉強を始めるときには、健康管理も重要です。
精神的・肉体的な苦痛はほどほどで長く続けることができることが成功の鍵です。そのためには健康状態が良好なことが大前提になります。
人によって勉強は朝型・夜型のタイプがあり,これは遺伝で決まっています。
自分が元気に活動できるには、何時間くらい寝る必要があるのかを把握してください。
そしてできるだけバランスの良い食事をしてください。つまりタンパク質・糖質・脂質のバランスを乱さないことです。
そしてウォーキングやエクササイズ等の適度な有酸素運動です。
健康状態を保つことで体力や思考力も十分に発揮することができることは,寝不足だとミスが増えがちなことからも明らかです。
予備試験の受験勉強⇒④勉強仲間をもつ
予備試験の受験勉強を始めるときに大事なことは、できるだけ孤独を感じないように工夫してください。
健康管理と共通しますが,孤独は不健康であり、受験勉強にも支障をきたします。
人間は社会的な生き物ですので,リアルで仲間を作る方法以外でもネット掲示板やSNSを利用して,自分は予備試験合格を目指すグループの一員だと認識して下さい。
ここで注意点ですが,リアルでもオンラインでも仲間と思える人々を見つけると,仲間とのやり取りに割く時間がついつい増えてしまうということです。
リアルな人間関係でもオンライン上でも特にネガティブな情報の吸引力は絶大です。
いたずらに思い悩んで時間を無駄にしないように「クソリプは1日3つまで」とか自分でルールを決めてください。
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予備試験の受験勉強⇒⑤無料ツールを利用
予備試験の受験勉強を始めるときに、重要なことは、無料の学習ツールはできるだけ利用することです。
試験には受験料がかかりますし、さらに試験勉強にもどうしても参考書や基本書のために費用が掛かります。勉強に必要なお金を出し惜しみしてはいけません。その結果貴重な機会を逃しては本末転倒だからです。
予備校で実施してくれる模擬試験等は試験の疑似体験としてこの上ない機会を与えてくれるはずです。
しかし,受験勉強には費用がかかるからこそ、無料で利用できるものは利用すべきです。
図書館に行けばただで基本書が読めますし,あなたが大学生であれば授業後の教授は質問に答えてくれるでしょう。
最新の基本書なら本屋で立ち読みでもよいかもしれません。
予備試験の受験勉強⇒⑥勉強したことを人に説明する
予備試験の受験勉強を始めるとき重要なことは、常に勉強したことは第三者に説明することです。
予備試験には口述試験があります。普段から第三者に概念を説明できるように心がけてください。
独り言でも構いません。そうすることでメタ認知がはたらき客観的に自分が分かっていることと分かっていないことを峻別できるようになります。
受験業界では勉強したことを他人に吹聴せずにはいられない人も多いですから、そういう人の話を聞いているふりをして、質問攻めにすると意外に答えられないということも多々あります。
他人を利用して見ることです。勉強したことを人に説明して、自分の説明能力を向上させることは重要です。
予備試験の受験勉強⇒⑦予備試験の合格は唯一でない
予備試験の受験勉強を始めるとき重要なことは、予備試験合格が唯一のゴールだと思わないことです。
受験勉強が思うようにうまくいかなくても思い悩まないでください。
予備試験に落ちても死にはしません。人生100年時代のたかだか数年の話です。
予備試験合格はあなたがやりたいことの一つのルートでしかありません。常にほかのルートもあることを知っておいてください。
私の同期には会社員や公務員を経験してから、司法試験を目指して弁護士になった人も何人もいます。そんな彼らの方が人生経験は格段に豊富です。そのようなルートが無駄だとは絶対に言えません。
予備試験に挑戦した時点で、挑戦しなかった自分より優れているというマインドセットを大事にしてください。
予備試験の勉強を始めるとき絶対に確認しておくべきこと
予備試験の受験者は年々減少傾向にあります。予備試験も決して受からない試験ではありません。
勉強にハマるという感覚を得られれば儲けものですが,淡々と準備を進めていける人は絶対に受かります。
予備試験を受験したこともない人が、あなたに好き放題に、色々と言ってくるかもしれませんが,そういう人は予備試験を知りません。
法律の勉強に打ち込んだ日々は、今後の人生で決して無駄になることはありません。より良い世界を自ら作っていきましょう。
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