司法試験・受験

1回目の受験で司法試験に絶対合格!⇒法科大学院生活で注意すべき7つのこと

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成田
成田
法科大学院の卒業後、司法試験で合格しました。

日本で一番難しいと言われている司法試験。

司法試験は以前、受験資格に制限はありませんでしたが、

制度が改正され、今は法科大学院を卒業することが受験資格の主流になりました。

今回は1回目の司法試験に絶対受かるために、勉強面・生活面・精神面において、法科大学院生が注意すべき7つのことをお伝えしたいと思います。

初受験で司法試験に絶対合格⇒①試験迄のスケジュール

法科大学院修了後、初受験で合格するためには、司法試験までのおよそのスケジュールを立てることが大事です。

ロースクールに通っていると、受験勉強に割く時間がとにかくありません。

授業の課題をこなさないといけないですし、司法試験対策の勉強もしなければいけません。

ロースクールでは既修者コースは2年間、未修者コースは3年間です。学校の授業の課題に追われてしまい、気づいたら本番試験前だったということもあり得ます。

なので、入学したら、司法試験を受験するまでのおおまかなスケジュールを立ててください。

「このときまでに、この部分を終わらせる」
「何月までに過去問を一通り解く」

など大雑把なスケジュールで構いません。

紙に書き出し、見えるところに貼って、だいたいスケジュールに沿って勉強していくことをお薦めします。

初受験で司法試験に絶対合格⇒②試験対策の時間を確保

法科大学院修了後、初受験で合格するためには、授業の勉強のみならず試験対策の勉強をすることも大事です。

法科大学院では、学期末や発表、レポートや資料作成の他に毎回の授業に合わせて、予習をしないと授業についていけません。

そうすると、授業の勉強はできていても、司法試験合格に必要な勉強ができていないということもあり得ます。

確かに授業の勉強も、法律を勉強するという点では司法試験と一緒ですし、受験生の中には学校の試験だけで合格してしまう方もいらっしゃいます。

でも、確実絶対に試験合格する点から考えると、やはりそれなりの受験対策は必要です。

試験勉強に費やす時間も設けるようにしましょう。

例えば「今日は課題は2時間で終わらせ、あとは暗記する時間に充てる」など自分で線引きすることが重要です。

初受験で司法試験に絶対合格⇒③アウトプットを意識

司法試験の勉強としては、記憶することがメインのインプット学習と、実際に自分で練習問題を解いてみたり、論文答案を書いてみたりなどのアウトプット学習があります。

司法試験は覚えることがたくさんあるので、インプットのみに時間をかけすぎて、アウトプットをする時間がなくなってしまうという自体は少なからず起きがちです。

インプット学習は勉強の始めの方に行うことです。たとえ完璧ではなくても、ある程度知識がついたらアウトプット学習に早めに移行することを強くお薦めします。

司法試験は論文試験があり、2時間で答案を書くということが必要になります。

特に予備校で行われている論文答練を受けるのが、一番のアプトプットの練習になると思います。オンラインの講座を利用すると、効率よく学習をするめることが可能です。

初受験で司法試験に絶対合格⇒④隙間時間を効率活用

法科大学院修了後、初受験で合格するためには、隙間時間に繰り返し勉強できる暗記メモの作成をお薦めします。

勉強時間は机に座っているだけではなく、ちょっとした隙間時間も勉強時間になります。

「塵も積もれば山となる」というように積み重ねが大事になってきます。

例えば、電車の中、人との待ち合わせまでの時間、直前になればトイレの時間など。

ただ、隙間時間はちょっとした時間なのでわざわざ教科書を出して…ということは出来ませんよね。

なので、隙間時間用に覚えることをメモしたメモ帳や暗記カードなど作成すれば、隙間時間も有効に活用できます。小さいものだとポケットに収納しておけるので便利です。

短期合格者には、隙間時間でも効率学習できるオンライン教材を使う人が多いです。

初受験で司法試験に絶対合格⇒⑤論文過去問を解く

法科大学院修了後、初受験で合格するためには、論文過去問を実際に解いてみることが大事です。

論文過去問を解くことで試験の傾向を知ることができ、出題傾向を知ることができれば、それに合った試験対策ができます。

それに過去問を解くと分かるのですが、問い方は違っていても根本的に聞かれていることは同じだったりするので、違う形で繰り返し同じ問題意識が聞かれることもあります。

また、司法試験はある程度の短い時間で問題を処理できるかどうかということも問われているので、実際に過去問を時間を測ったうえで解いてみることが大事になってきます。

もしも時間切れで途中答案になった場合には、解答ペースを修正することにも役に立ってきます。

初受験で司法試験に絶対合格⇒⑥強い精神力を持つ

司法試験受験を目指すなら、自分を信じる精神力を持つことが大切です。

法科大学院に通いながら、司法試験まで短くても2年ちょっと、長いと3年ちょっとの時間があります。

法科大学院を卒業するのが3月で短答試験は5月です。

その途中で絶対に「勉強をしたくないな」とか、「自分は向いていないのかも」悩む時期もあるかと思います。

そんなときに「いやいや、自分は絶対に司法試験に合格するんだ」と自分を最後まで信じる力が大事になってきます。

もし、メゲテしまいそうになったときは、

「なぜ、自分が試験を目指したのか」
「自分は司法試験に受かってどうなりたいのか(弁護士、検察官、裁判官)」

と初心を思い出すようにしてください。

試験中、わからない問題が出たときには特に、この精神力が大事になってきます。

精神力の強さが、

「そこで、諦めてしまうのか」それとも、
「わからないなりに答えをひねりだそうとするのか」

という違いにつながってくるのです。

初受験で司法試験に絶対合格⇒⑦百選判例の読み込み

法科大学院修了後、初受験で司法試験に合格するためには、判例百選レベルの判例は読み込んでおきましょう。

頻出過去問の勉強と合わせて、判例百選を読み込むことが大事です。

  • 頻出過去問(Aランクのみ)
  • 判例百選(AランクとBランクのみ)

この二つのことが出来れば、司法試験合格は見えてきます。一言で判旨概要を述べられるようにしておきましょう。

なお、司法試験論文問題「憲法」では、伊藤正己裁判官の補足意見が頻出されてます。補足意見もしっかり押さえておきましょう。

<伊藤正己裁判官の補足意見>

  • 【平成20年】フィルタリング・ソフト法
    岐阜県青少年保護育成条例事件(青少年の健全育成のための有害図書規制)
  • 【平成25年】デモ行進の規制
    吉祥寺駅構内ビラ配布事件(パブリック・フォーラム論)
  • 【平成28年】性犯罪者継続監視法
    ・旅券発給拒否処分事件(一時的な海外渡航の自由)
  • 【平成30年】青少年と見たくない大人を保護するための規制図書類の店舗販売規制
    ・岐阜県青少年保護育成条例事件(青少年の健全育成のための有害図書規制)
  • 【令和1年】フェイク・ニュース規制法(SNS事業者に課される選挙運動の期間中及び選挙の当日におけるSNS上の特定虚偽表現の削除義務)
    ・戸別訪問禁止事件(選挙のルール論)
  • 【令和2年】特定の渋滞地域における域外からの自家用車の乗り入れの原則禁止
    ・旅券発給拒否処分事件(一時的な海外渡航の自由)
  • 【令和3年】デモ行進において顔面を覆うことの原則禁止
    ・吉祥寺駅構内ビラ配布事件(パブリック・フォーラム論)

 

法科大学院生活で注意すべきこと

司法試験は長丁場の試験です。いかにして効率よく試験に勝てる方法を身に着けられるかどうかということを考えなればなりません。

精神面や健康面においても、元気でいることが最終的には合格につながるのだと思います。

大変な試験ですが、最後まで自分を信じて頑張ってください。
皆さんが合格できることを心から応援しています。

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