司法試験・受験

一発合格!法科大学院生が司法試験を受験するとき絶対注意すべき7つのこと

弁護士の安達
弁護士の安達
司法試験の受験生に学習指導をしています。法科大学院を卒業して1回目の試験で合格しました。

法科大学院生卒業生が、司法試験に一発合格するために、絶対に注意しなくてはならない7つのことを説明します。

私の合格経験を基にお話ししますので,受験の一助となれば幸いです。

司法試験に一発合格⇒①常に過去問に触れる

とにかく過去問を解く

司法試験に一発合格したければ、とにかく過去問を解きまくってください。

司法試験に合格するために重要なことを「1つだけ」挙げろと言われれば、私は迷わず過去問を解くことを挙げたいと思います。

理由はただ一つ。

それは,過去問題(本試験問題)は、試験本番で実際に向かい合う相手だからです。

過去問の重要性に気づいていたとしても、受験生の多くは過去問に取り掛かることを先送りにしがちです。

受験生の中には、

過去問はもっと実力がついてから」取り組むべきものであるとか、
「試験直前期に腕試し」でやっておくべきもの

そんな風に誤解している人も多いのです。

受験生が過去問から距離を置きたがる理由

受験生は、なぜ過去問から距離を置きたがるのか?その理由は簡単です。

理由は「過去問が解けなかった場合、自分の実力が合格レベルに達していない事実に否が応でも直面してしまうから」なのです。

しかし、だからこそです。

今すぐにでも過去問に触れるべきなのです。自分のレベルを客観的に把握できれば有効な弱点補強対策を講じることができます。

過去問を何かとても貴重なもののように温存することは辞めましょう。

司法試験の過去問は何度でも解く

過去問は何度でも解き直しましょう。

解き直したときに、前回と同じように間違えてしまう場合,理解が未だ不十分であることが分かります。

その場合は、自分が間違えた理由を突き止める作業に移ります。

他方,再び過去問を解いてみて、今度は正解を導き出せた場合,無数の選択肢の中から求められたルートを選べたことになります。この場合自分の理解は成長したことが分かります。

弁護士の安達
弁護士の安達
いずれにおいても成長に必要なのは,一度解いた問題を忘れることです。

一度忘れた解法を頭の中で再構築する作業こそが、試験会場に持っていくべき感覚です。

司法試験に一発合格⇒②受験勉強を習慣化

司法試験に一発合格するためには、

「決まった時間に」
「決まった場所で」

勉強することを生活習慣としてください。

習慣化すべきことは、勉強の態勢に入ることであり、勉強の内容自体ではありません。

まずは第1に,自分が最も集中力を発揮できる学習空間は、どのようなシチュエーションなのかを把握しましょう。

人によって集中力を発揮できる空間は異なります。

自宅や図書館,大学の自習室またはカフェ等で、最大限集中力を発揮できる人が多いです。その空間は1つとは限りません。

集中できる時間や空間が分かれば、次は、決まった時間にその空間に「居る」ようにしてください。

そして,そのことが習慣になればしめたもの。

集中できる環境に入ったあとは、テキストや問題集を開くしかありませんから、自然と勉強が習慣化することになります。

勉強に苦手意識がある人や、継続学習することが苦手な人ほど、習慣化の力を利用するべきです。

習慣とは意志力・決定力・体力を必要としない人間の行動です。

人生の45%は習慣による行動だという研究もあるぐらいです。

したがって,この習慣化のメカニズムを使わない手はありません。

司法試験に一発合格⇒③健康管理

体調コントロールは重要

司法試験に一発合格するためには、健康管理に気を付けてください。

月並みな忠告のように思う方が多いと思いますが,継続してパフォーマンスを発揮するには体調をコントロールすることが重要になります。

体調を崩して力を発揮できなかったというのはよく聞く話です。

司法試験本番も長丁場

ここで司法試験本番について考えてみましょう。

試験日数は論文式3日、短答式1日と通常中日として試験を実施しない日が1日あり,合計5日の長丁場です。

試験本番の期間中は、ベストなパフォーマンスを発揮できることが理想です。

普段から訓練しておかなければ難しいかもしれません。
そのためにも日頃から健康管理は万全にしておく必要性が非常に高いのです。

具体的な健康管理の方法

まず,十分な睡眠をとってください。

自分がいつ何時間睡眠をとればベストなのかを把握してください。遺伝によって朝型や夜型のタイプは決まっています。睡眠の2時間前までに入浴を済ませておくと入眠がスムーズになるという研究もあります。

次にバランスの良い食事をしてください。

具体的にはタンパク質:脂質:炭水化物の比率が15:20:65です。詳細は省きますが体調を万全に保ってくれているのは腸内細菌です。保存料や着色料を多く摂取すると腸内細菌の量に影響が出てくるリスクがありますので避けるべきです。

最後に適度な運動をしてください。

これはトレーニングジムに通えというイメージではありません。個人的に日常の家事の範囲で十分だと思っています。つまり,掃除機をかけたり台所で立って洗い物をしたり食事の準備をしたり,大学への行き来も有効な有酸素運動になっていると思います。可能であればこれに週2回の筋トレなどができれば十分だと思います。

司法試験に一発合格⇒④孤独を避ける

司法試験に一発合格するためには、孤独感を感じることを極力避けてください。

健康管理とも共通していますが、孤独は不健康です。

社会から孤立したと感じている人間ほど精神的に不安定になりがちです。

人間は社会的な生き物ですので,自分が司法試験を目指すグループの一員であるということを意識することは重要です。

ロースクールや予備校で実際に仲間を作るという他に,ネット掲示板やSNSを利用して受験を目指して頑張っている人と一体感を感じることも有益です。

みんな同じように悩み苦しんでいるということが分かるだけでも救われる部分はあると思います。

ただ,ここで1つ注意すべき点があります。

自分が帰属意識を持っているグループとの時間に多くを割いてしまわないように注意してください。

特にネガティブな情報の求心力は絶大です。

受験生の精神状態は脆いですので、ネガティブな情報に振り回されるのも仕方がないと諦めたうえで,「この問題は今すぐ対処すべき問題か。対処できる問題か。」と自問自答してみてください。

緊急性がない場合はそんな情報は無視して、論点を1つ暗記した方が有益です。

司法試験に一発合格⇒⑤お金は有効活用

司法試験に一発合格するためには、可能な限り無料のものは積極的に利用すべきだと思います。

受験にはどうしたってお金がかかります。

司法試験には受験料がかかりますし、試験勉強にはテキストや問題を買うのにお金がかかります。ロースクールにも学費がかかります。

出費を惜しむなとは言いません。お金を惜しんだ結果有益な機会を逃したのでは本末転倒だからです。予備校が実施してくれる模擬試験は試験本番の疑似体験として貴重な経験を提供してくれるでしょう。

しかし、だからこそ,無料で利用できるものは最大限利用すべきだと思います。

例えば,図書館に行けば基本書を無料で読むことができますし,ロースクールでも授業後であれば教授は質問に答えてくれると思います。最新の書籍は本屋で立ち読みで十分かもしれません。

いかに低コストで自己の利益を最大化できるかを考えられることは実務家になった後にも有益なスキルだと思います。

司法試験に一発合格⇒⑥答案を読んでもらう、人に説明・話を聞く

司法試験に一発合格するためには、自分が学習したことは第三者に説明するように心がけてください。

具体的には自分の論文答案を第三者に読んでもらうことです。

第三者に読んでもらうことで,自分が理解している知識が正確であることを前提に,それを紙面に文章で表現できているかをチェックできます。

説明する相手がいないときは、自分自身の答案を読み返すようにしてください。そうすることで自分の答案の問題点が浮き彫りになります。

また,文章以前に他人に知識を説明する機会を設けることも良いでしょう。
逆に他人に説明させるという手段もあるかもしれません。

司法試験受験業界には自分の勉強した内容を吹聴したい学生も多いですから、そんな人を質問詰めにしてみると、自分が理解しているのがどこまでで,どこからが理解できていなかを把握するのに利用できます。

司法試験に一発合格⇒⑦思い悩まない

司法試験に一発合格するためには、思い悩まないことも重要です。

人生は司法試験だけではありません。常にほかの道が用意されています。
司法試験の合否結果にあまり思い悩まないでください。

司法試験に合格することは,自分が実現したい未来への手段でしかないということを強く理解してください。

単なる手段でしかありませんから常にほかの手段もあります。極論別の目的になるべき未来を見つけることもできます。

私の知り合いには,会社員や公務員経験を経て弁護士になった人が沢山おります。彼らの方が格段に人生経験は豊富なのです。

「別の道」が決して無意味であるということはできないはずです。

司法試験に落ちたとしても死にはしません。

受験のために法律の勉強をした数年間は,今後の人生において役に立つに決まっています。

挑戦した自分は,挑戦しなかった自分よりも優れているというマインドセットを大事にしてください。

これから受験する法科大学院生・卒業生へ

司法試験一発合格という言葉に特別な意味はありません。

そんな遠くの大きな山を見つめていても、今の自分にできることはほとんどないことに気がついて欲しいのです。

出来ることは、今、目の前の問題に対してどう答えるかということだけです。
目の前の問題に集中すること。それを積み上げていけば、いつかは頂上に辿り着いていると思います。

皆様の目指す未来の実現に少しでも役に立てれば幸いです。

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