司法試験に不合格

【不合格】司法試験からの撤退を検討する⇒諦めたら人生後悔するのか?

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秀丸(湯川なおき)
秀丸(湯川なおき)
司法試験は一度始めてしまうと、なかなか辞められません。試験からの撤退を考えている人に書いています。

予備試験と司法試験を受験している人は志が高い人ばかり。

真面目な人による受験する傾向が強いこの試験は、人生賭けて、一生懸命に勉強すればするほど、撤退することが難しい状態となります。

お金もプライベートも、色々と犠牲にして勉強してきた。
なのに、不合格になると何も残らない。

「0」か「100」のどちらかしかない。厳しすぎる。

これまでの頑張りは一体何だったのか。

「諦めなければ合格できる」
「途中で投げ出すのは逃げ・挫折だ」

そんな想いで、気持ちを奮い立たせてきた。

でも、不合格となった今、来年も受験したところで合格できるか解らない。
去年だって、くそ、来年こそは、と思っていた。

不合格の成績通知をみてしまった。何度見ても不合格。

気持ちが切り替わらない。
頑張って前に進まなきゃいけないことは解っているのに。

果たして、司法試験を撤退した方が良いものか。
ここで辞めたら後の人生で後悔しないのか。

秀丸(湯川なおき)
秀丸(湯川なおき)
私も受験中、何度も何度も、撤退すべきか悩みました。不合格となっても迷わずに来年受験を決意した年があれば、迷いながら働きながら勉強した年もあります。最終的には何日も眠れずに迷いながら就職することを選択したのですが、今では就職を選んだ決心に間違いはなかったと思っています。

司法試験からの撤退を考えている方に向けて、アドバイスを実施しています。

是非こちら読んでみてください。

司法試験から撤退することは正解か?

果たして、司法試験から撤退することは、正しい選択と言えるのでしょうか。

まずは、辞めることのメリットとデメリットについて、検討してみましょう。

司法試験から撤退することのメリット

⑴ 精神的に楽になる(来年受験しなくていい→肩の荷が下りる)

司法試験からの完全撤退を選んだ場合(またはしばらく受験することを休憩することを選んだ場合)、

予備試験・司法試験に何年も受からない状態であればあった程、開放感があります。

「ああ、次の試験は受けなくていいんだ!」

肩の荷が下りるとはまさしくこのことでしょう。半端なく気持ちが軽くなります。

何年もの間、お花見に行くことも出来なかったはずです。花粉症に悩みながらも一生懸命に勉強していたはずです。

気候が暖かくなり世間ではゴールデンウィークとか言っているのを尻目に、机に向かっていたはずです。

張り詰めた緊張感を何年も続けることは、心身ともに不健康です。

精神的に楽になることで、気持ちが明るくなります。気持ちが晴れれば、これからの人生、右肩上がりに挽回することが可能です。

⑵ 普通の人生の楽しみを味わえる

司法受験生の時には、いつも忙しくて、ただただ時間がなかったはずです。時間だけでなく、お金も気持ちも余裕がなかったことでしょう。

周囲の友達は旅行に行ったり、デートしたり、遊びまわっていたはず。そんな楽しげな様子を貴方は見ないようにしていたはず。

でも、司法試験の呪縛からとき離れると、人生に可能性が満ち溢れています。

受験にあたって、お金も気持ちの明るさも、友達や恋人だって失ってしまったかもしれないけど。だけど、これから人生を立て直していける。そんな希望があります。

普通の人生って何だか解らないけれど、

だけど「やってみたいなあ」「羨ましいなあ」と思っていたことを、これからは自由にすることができます。

⑶(仕事が見つかれば)受験時代よりもお金周りがよくなる

司法受験生時代は、あまりアルバイトも出来ずにいたことでしょう。親から申し訳ないと思いながらお金をもらって勉強していたことでしょう。

働きながら勉強する人だって、受験費用を捻り出すために、無駄な出費を抑えて倹約してきたはずです。

でも、これからは勉強のために使っていた費用を、別の用途に使うことができます。

予備校や学校に、大切なお金を絞り出されることはもうありません。

秀丸(湯川なおき)
秀丸(湯川なおき)
司法試験の受験が苦しくなったら、辞めたっていいのです。夢中になって勉強することが出来ない状態であれば、苦しみながら頑張って勉強しても、合格力は身につきません。

司法試験から撤退することのデメリット

⑴ 今までのお金と苦労が水の泡に

予備試験も司法試験も、はたまた法科大学院だって、勉強するにはたくさんのお金がかかります。

親に出してもらったり、奨学金を使ったり、自分で稼いだお金を注ぎ込んだり。合格することを信じて疑わなかったはずです。法曹になってたくさん稼いで受験費用を取り戻そうと思っていたかもしれません。

合格できないのに、お金をたくさん使ってしまった。

時間と労力もたくさん使ってしまった。色々と犠牲にしてきたのに。

勉強のお陰で、法律に対する素養は身についたし、実力もついたことは確かです。今まで学んだことは、チャンスさえ与えてもらえば社会でも通用することでしょう。

でも、いざ不合格となってしまうと、自分の知見・学力を客観的に評価できるものが何も残っていません。

就職する時にも履歴書に書けません。確かに、予備試験合格、法科大学院卒業(法務博士)とアピールすることはできるけど、評価してくれない人もいるという現実があります。

悔しいし、腹が立つことも沢山あります。

社会的に評価してもらえない場面に遭遇すると、自分を認めてもらえないことがこんなに悔しいものか、と気がつくはずです。

⑵ 就職できるか不安

不合格になると、自分が勉強してきたことを客観的に証明できません。

履歴書に実力があることを記入できないから、就職活動するときに困ることが多々あります。

一生懸命に勉強してきた為に社会人経験がなかったり、少なかったり。履歴書の「職歴欄」に書くことが何もなかったり、「学歴欄」にも司法試験合格と書くことができなかったり。

「保有資格」の欄に弁護士と書くことができないことは悔しいこと。

今更、他の資格試験を受けるのもモチベーションが上がらない

でも就職する為には、司法書士とか少し難しめの資格試験を合格しないといけないかなと悩んでしまうかもしれません。

⑶ 親や友達に辞めたことを言いづらい

あんなに威勢良く、司法試験を受ける!と言った手前、受験を諦めたことは他の人には話ずらいことでしょう。一体どんな顔で伝えたら良いものか。

自分にプレッシャーを与える意味でも、合格宣言しながら勉強していたかもしれません。

でも、もうどうにも気力が湧いてこない。頑張れないということがあるものです。

秀丸(湯川なおき)
秀丸(湯川なおき)
自分自身に厳しい人ほど、自分のことを駄目な人間と思ってしまいがちです。でもあまり自分を追い込まなくても大丈夫です。

周りの人の反応も気にしなくて良いんです。大事な人は、貴方が元気でいれば何だっていいと思っています。嫌な奴のことは無視しても良いんです。

では、司法試験受験を継続することは正解か?

司法試験、受験継続することのメリット

⑴ 諦める決断をしなくて良い

まず、諦める決断をしなくて済むということは大きなメリットだと思います。

予備試験も司法試験も、一度勉強を始めてしまうと、なかなか断念することが難しくなります。

悩み苦しむ期間や労力、そして苦しさを考えると、悩まずに来年に向かって勉強していた方が楽だし、効率的な人生を送ることができます。

⑵ 正しい勉強法を理解していれば、合格の希望がある

合格する感触を持てていたり、こうすれば合格できるという確信があるのであれば、合格までは時間の問題に過ぎないかもしれません。

秀丸(湯川なおき)
秀丸(湯川なおき)
予備試験・司法試験に合格する為には、どのような勉強をすれば良いのか?ということさえ解っていれば、何も考えずに受験勉強に一直線に進むべきです。

司法試験、受験継続することのデメリット

⑴ 合格ノウハウを理解していないとドツボにはまる

ただし、予備試験・司法試験において、正しい勉強法を理解しておらず、闇雲に勉強しているような人は考えものです。

不合格要因をよく検討することなく、今までと同じ学習スタイルで勉強しているようでは、来年も不合格になる推定が働きます。

合格する為の方法論というものは確かにあります。思考方法や、勉強のやり方、何を勉強するかなど、合格ノウハウは存在するのです。

⑵ 人の話を聞かない人ほど不合格の推定が働く

合格ノウハウについて研究することなく、勉強を続けると、どんどんと精神的にも金銭的にも追い詰められてきます。

根気がある人や我慢強い人、そして自信家である人ほど、他人の言うことを聞かない傾向にあり苦しくなっていきます。

秀丸(湯川なおき)
秀丸(湯川なおき)
予備試験・司法試験に合格する為には、合格者の話を聞いて、よくよく勉強法を研究するべきです。

来年も受験すべきか、撤退すべきか

結局のところ、来年合格する自信があるのであれば、来年も受験するべきです。

一方、

合格イメージを持てていなかったり、もう頑張ることができない状態であれば撤退すべきかと思います。

必死になりさえすれば、合格者にアドバイスをもらったり、何クソと頑張ることができるはずなのですが、

必死になりきれないのであれば、その理由は「本当は自分は法曹になりたいと思っていない」点にあるかもしれません。

今後も、司法試験に人生賭ける価値があるのか?

果たして、自分はこれからの人生において何を大事にしたいのか。口に出して言うことができるでしょうか?

どのように生きていきたいでしょうか?

ただ単に、難しい試験だから挑戦してみたとか、プライドのためとか、そう言うことであれば別に法曹でなくてもよいことでしょう。

司法試験(法曹になること)のプライオリティはどれほど高いのか。
色々なことを犠牲にしてまで司法試験にしがみ付く必要はあるのか。

これからの人生も司法試験に突っ走っても良いのか。人生を賭けるほどの価値が司法試験にあるのでしょうか。

後に引けないから受験継続ということはないか?

「やると決めたから」

だから受験を続けていると言うことはないでしょうか。

後に引けないから来年も司法試験を受験すると言うことであれば、撤退すべきです。

後に引けない理由が、就職することが難しいと言う思い込みによるものであれば、それ程、心配する必要はありません。

何故ならば、就職すると言うことは、司法試験に合格するよりも、はるかに遥かに簡単だからです。

司法試験から撤退を検討⇒諦めたら人生後悔するのか?

司法試験の勉強をやり切った!と思うことができれば、後悔することはないかもしれません。

まだまだ出来たはず。

そんな思いであれば、しばらくは後悔することもあるでしょう。真面目な人や努力家の人は「もっと頑張れたはず」と後悔すると思います。

でも、特段、法曹になることにこだわりがないにも関わらず、今までと同じように司法試験の勉強を続けることの方が、人生後悔することが増えていくと思うのです。

司法試験から撤退して人生後悔しない方法は?

司法試験から撤退すること意思が固まってきたら、心を一度リセットして、これからの人生をやり直してみましょう。

これからの人生、何を大事にすべきか、よ〜く考えてみることです。

司法試験の受験を通して、学んだことは沢山あったはずです。

学んだことを活かしながら、自分が大切なものを大事にする選択をして欲しいと思います。

撤退直後は、それほど選択肢が残されていないと思います。

選択肢❶ 他の資格試験合格を目指す

他の資格試験を目指すのもいいでしょう。同じ法律系の資格試験で難易度が低い資格に切り替える方は多いと思います。

行政書士や司法書士とか、中小企業診断士とか。

まずは何かの資格試験を取得することで、新たな景色が見えてくるはずです。

注意して欲しいことは、これからはあまり無理をし過ぎないことが重要だと思います。せっかく撤退しても、司法試験と同じように不合格となってしまうと、なかなか抜け出すことが難しくなります。

また、試験に合格しないといけないものではなく、単に受講して卒業さえすれば取得できる資格に切り替えることも一つの手です。MBAなどにも視野を広げてもよいかもしれません。

頑張りさえすれば、自分が頑張った結果を必ず証明することができるというのは魅力的です。

選択肢❷ 就職する

私は、まずは就職することが一番良い選択肢だと思っています。

司法試験を諦めて撤退する場合、最初は大変かもしれません。

でも、何とかどこかの会社に入社することができれば、社会経験を数年間積むことで、明るい未来が開けてきます。

社会経験を積むことでチャンスを与えられて、これまで勉強してきたことを活かす機会が増えてきます。持っている実力を発揮することで、企業からも評価されやすくなります。

年収で言えば、1000万円〜2000万円を稼ぐことだって夢ではありません。

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