司法書士受験生の皆様に向けて書いています。
司法書士試験の合格を目指す人の中には、司法書士になることを最終ゴールとして設定している人は、決して少数派ではないと思います。
「司法試験の前哨戦として司法書士試験を受験している」
そんな人々は多いと思うのです。
司法試験を念頭に入れながら司法書士試験を受験する人に向けて、
今一度考えておいてほしいことを書いてみます。
充実した悔いの残らない人生を送るために今一度考えておくべきことのお話です。プロフィール
目次
司法試験の前哨戦として司法書士試験を受験する人へ伝えたいこと
司法書士試験の受験生に伝えたいことは、
「司法書士試験」を目指すことが司法試験合格への近道になるわけではないということです。
司法書士試験も難関試験の一つであり、合格するまでには通常2年〜5年は必要であることが通常でしょう。
受験期間が長い人であれば、8〜10年必要なことも多い実情があります。
(自分だけはそんな苦労はしない!と思う人が多いのですが、皆同じです。自分だけが特別ではありません)
司法書士試験に合格するだけでも大変なことですし、十分評価される凄いことなのですが、
そこから更に。予備試験に合格して(または法科大学院を卒業して)、司法試験の合格を目指すとなると、非常に長い受験期間が必要になります。
司法書士の受験期間にプラスして、最低5年間は期間が必要であると考えておきましょう。
司法書士試験と司法試験は別⇒両方受けると受験期間が長引く
それに、司法書士試験に合格できたからといって、司法試験に合格しやすいとは限りません。
二つの試験は試験科目に重なり合いがあることは確かなのですが、主要な試験科目が異なります。
それに、暗記中心の司法書士試験と暗記プラス思考が必要となる司法試験では頭の使い方や勉強方法が異なります。
司法書士試験における頭の使い方から脱却できず、司法試験に合格できず苦労している人を何人も知っています。
司法試験を目指しているはずが、長期間をかけて司法書士にしかなれないケースも非常に多いのです。
一番苦しいことは、受験期間が長くなることでしょう。モチベーションを維持することは簡単なことではありません。
司法試験や司法書士試験を受験すること自体が目的となってしまうのです。受験期間が長期化してしまうことに対する言い訳(手段)が「合格したら実務家として活躍できるのだから大丈夫」というふうにです。
あなたは本当は司法書士試験を受験したいのか?
司法試験の前哨戦として司法書士試験を受験している以上、最終的には司法試験に合格して弁護士などになりたいという方がほとんどなのではないでしょうか。
司法試験に合格できなければ、司法書士という立場で生きていく覚悟がある方は構いません。ここで読むことを辞めてください。
(司法書士は十分に社会的地位のある職業・立場でありますし、工夫することで収入面でも満足できることが多いと思います)
しかし、最終的に司法試験に合格したいという気持ちが強いのであれば最後まで読んで欲しいのです。
私は司法書士試験を受験することはお勧めしていません。最初から「予備試験」なり「法科大学院入試」を受験して、司法試験を目指すべきでしょう。
なぜなら、難関試験の合格に向けたモチベーションは、長くは続かないからです。
真にフレッシュで、情熱的に勉強できる期間は、最初の2〜3年間だけのはずです。
3年を経過したら、その後の受験期間は気力体力を振り絞って勉強しているとしても、客観的に見るとダラダラとした勉強期間になりがちです。
受験勉強を続けることで費消してしまう「時間・お金・体力・精神」の浪費は多大なものがあります。人間の力は有限です。
受験生として一番実力を伸ばすことができる最初の数年間の学習期間を司法書士試験に費やすことは非常にもったいないと思います。真に目指すのが司法試験であるにもかかわらずです。
確かに、司法試験に合格できなかった時の保険として司法書士試験に合格しておきたいという気持ち自体は分かります。
しかし、司法書士資格を得ることができたとしても生半可な気持ちでは、司法書士として社会的経済的に成功することは難しいことでしょう。
司法書士として成功するぞと覚悟を決めて働かない限り、これからの時代は特に資格を持っているだけでは仕事で成功することは厳しいと思います。
司法試験に合格できなかった時の保険が欲しいのであれば、司法書士などの別の資格試験を目指すのではなく、普通に企業で働いていた方が良いと思います。
企業の法務部に入れればそれでいいですし、法務部でなくても他のセクションでも構いません。
就職することができた会社と良い会社であり、働くことができた職場がベストポジションであるという気持ちを持って、その会社で働きながら予備試験の合格を目指すことが一番良いはずです。
経済的にも精神的にも、勉強時間やモチベーションという意味でも、司法試験の合格に向けて一番安定するはずです。
司法試験に合格したいという気持ちを持って、司法書士試験に手を出している方がいるのであれば、すぐにでも司法試験の予備試験を受験することに方向性を修正するべきだと思います。
司法書士試験と司法試験の違い
司法試験 | 司法書士試験 | |
(難易度のイメージ) | ハーバード〜東大・慶應早稲田 | 慶應早稲田〜中央大学 |
(収入面のイメージ) | 400万円〜 1500万円 | 300万円〜900万円 |
司法書士試験は、受験生の層が司法試験とはだいぶん異なります。
ライバルの学力レベルという意味では、司法書士試験の方が低いとは思います。しかし、皆人生をかけて必死に受験してきます。
生半可な心意気では合格できる試験ではありません。
どっちつかず⇒司法試験に合格したいならば司法試験を目指すべし
司法試験に合格するつもりで、司法書士試験に手を出してしまうと、どういう未来が残るでしょうか。
多くの人は、受験期間が長期化し、受験費用も増大し、人生の多くの期間を勉強に費やすこととなります。
向上心を持って勉強し続けるということは、聞こえはいいですが、
人生における大事なものを犠牲にしがちです。
家族や、恋人、結婚、そして仕事における経験を積む機会も失われてしまいがちだと思います。
司法試験を目指すのであれば、司法試験を目指すべきです。
「本当は司法試験を目指したい」のに、司法書士の勉強をして、結局司法書士試験になれなかった、という人がなんと多いことか。
自分がなりたくないもののために勉強時間を費やして、貴重な人生を無駄にすることはありません。
自分がなりたいものに向けて、全力で取り組むべきです。
真っ直ぐな人生こそが、精神的にも一番健全だと思うのです。
なりたくない司法書士試験を受験することのリスク
司法書士試験を受験すると、気力・体力・経済力の多くを消費してしまいます。
最終ゴールとして目指していない司法書士試験を受験する。
なりたい未来にストレートに向かっていないという状態は、
精神的にも辛いものになるはずです。
勉強にも身が入りにくいはずでしょう。
人生は短いし、力は有限だから、今この瞬間をなりたい将来に向かって、最短距離を進むべきだと思うのです。
なりたいのは法曹ならば予備試験を受験すべし
なりたい自分に向かって、ストレートに進んでいきましょう。
人生は思ったよりも短いものです。
今が一番合格に近い状態です。後になってから振り返るとわかるはずです。
人生が進むほど、時間も余力も無くなっていきます。
心が燃えている今こそ、なりたい将来に向かって突き進むべきです。
司法試験に合格したいならば、シンプルに予備試験の受験を検討してみるべきだと思います。
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