司法試験に不合格

ここからが勝負!【保存版】1回目の司法試験、初受験で落ちたら読む⇒どうすれば合格できるか

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司法試験の初受験で、不合格となった方へ。

初めての受験と言っても、皆さん、予備試験に合格していたり、法科大学院に通っていたり。相当の実力者ばかりです。

最初の受験なので、来年こそはという気持ちでいると思いますが、1回目の受験で不合格になった場合には注意すべきポイントがあります。

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31才で司法試験に合格
31才で司法試験に合格
私は社会人受験生として予備試験を受験し、2回目の受験(29歳)で予備試験に合格。31歳で司法試験に合格することができました。

初回の司法試験に落ちるということ

合格率は、受験回数が増えるほど、年々下がっていきます。初回の司法試験に落ちたということは、最大の合格チャンスを逃したことに。

このことは深く認識することが重要です。

今年以上に、合格確度が高い受験対策をしないと、不合格が続いていくことになります。

1回で司法試験に合格できない人は受験が長引く傾向

司法試験を受験する方は、ある程度の法律知識と学力がある方です。皆さん、勉強にはそれなりに自信があります。

勉強方法についても、それぞれ自分なりのスタイルが出来上がっています。

1回目の受験で合格できなかった人のうち、自分の長所や短所を把握していて「こうすれば来年の司法試験には合格できる」ということを客観的に把握できていれば問題ありません。

しかし、

「自信があったけど、試験結果を見たら悪かった」
「どうしたら合格できるかイメージできないまま受験して不合格だった」

という方は要注意です。

司法試験の場合、受験生は皆、総じて勤勉なので勉強量が足りずに落ちたという人はほとんどいません。

試験に落ちた理由は、勉強方法に間違いがあったということが多いため、2回目からの受験では、生活習慣・勉強範囲、学習教材など見直して改善を図らないといけないのですが、

自分の学習スタイルを変えることが容易ではないのです。

合格者の話を聞いて、頭では「こうすれば合格できる」ということを理解できたとしても、理解した学習スタイルと実践することが難しいのです。

だから、1回目の受験で「あと一歩で合格できる!」という試験結果を残せなかった方は、おそらく2回目以降の受験でも不合格の推定が働いてしまいます。

自分の学習スタイルを見直さないと受験生生活が長引いてしまうということです。

2回目の司法試験受験に向けて、合格者の話をよく聞く

「初めての受験だから、しょうがない」
「次こそは大丈夫」

そんな甘い言葉に騙されてはいけません。

初回の受験で結果を出せなかった人は、根本的に学習スタイルを見直さない限り、必ず来年も合格できません。

2回目の受験に向けて、合格者の話をよく聞いて研究することを心がけてください。

短答式試験で落ちたらこう勉強する 〜総論〜

司法試験の受験生は、予備試験合格者、法科大学院生など、それなりの実力者が受験するのですが、

実は短答式試験に合格するという意味では、それほど合格することは難しいことではありません。

司法試験は合格できる勉強方法を「知っているか」否かで合否が分かれてしまう、非情な試験です。たくさん勉強したからといって合格できるわけではないことに注意してください。

短答式試験を突破するには、学習範囲を絞らなければいけません。

よく、完璧主義を目指して、テキストや基本書や判例を読み込む。インプット学習をたくさんする人がいるのですが、そのような勉強をしてはいけません。不合格の推定が働きます。

短答式試験を通過するためには、満点を目指してはいけません。合格基準点をクリアすることだけを心がけることが大事です(不思議なもので、そうすると結果的に上位の成績を取れます)。

学習範囲は、まず「論文式試験の過去問」の出題範囲を潰すようにしましょう。

論文試験の勉強をしながら、同じ範囲の「短答式試験の過去問」を徹底することです。範囲を過去問に絞って、確実な知識として習得することが大事です。

オンライン講座を利用すれば、効率的に過去問を潰せるので利用すべきです。効率的に勉強できます。

大事なことは、過去問以上に勉強範囲を広げないことです。直近の試験問題から徐々に遡って学習するだけで十分ですし、むしろそれ以上、勉強の手が回らないはずです。

論文式試験で落ちたらこう勉強する 〜総論〜

論文式試験で落ちた人は、猛烈に反省してください。

ご認識の通り、論文試験が受験生のとって最難関の壁となります。

自分の弱点と真正面から向き合えている方は問題ないのですが、

論文式試験で良い成績を残せず不合格となった方は、合格者の話や、予備校や学校で論文の書き方講座を受講して下さい。

合格答案の書き方のイメージが出来るまで、納得できるまで、講師に質問したり、合格者にアドバイスをもらうことが大事です。

そして、このことが一番大切なことなのですが、合格答案のイメージが出来たら、実際にそのような答案を書くためには、どのような訓練をしたら良いのか?ということ具体的な考えて、実行することです。

論文式試験に落ちた人は、答案を実際に書く機会を作るです。

自分の書いた答案と、合格答案のズレを修正する機会を作ることです。そして必ず答案を書くという作業を実践して、復習検討の機会を持つことです。

不合格要因を研究・明確化 〜個別論〜

上記では、短答式試験と論文式試験に落ちた場合の対策について、総論的なお話をしました。

皆様は、自分がなぜ落ちたのか?ということを個別具体的に検討することが大事です。ここではよくある不合格要因についてお話ししてみます。

⑴司法試験に落ちる原因:講座受講中心の学習スタイル

不合格者の話を聞いていると、勉強方法に共通点が見えてきます。

試験に落ちる人の多くは、特に論文式試験で結果を出せない人の多くは、予備校や学校の講義を沢山受講する傾向にあるのです。

勉強しなければ、という意気込みは素晴らしいのですが、司法試験は自学自習して、自分の力で論文答案を書けなければ合格することは到底無理です。

講座受講というのは、受け身の勉強スタイルであり、自学自習ではありません。

沢山授業を受講したところで、沢山の時間を使うし、体力的に疲労感があるので、満足感を得ることはできます。でも講座受講したところで司法試験に合格するためには意味がないのです。

講座受講中心の授業スタイルからの脱却を図る必要があります。

⑵司法試験に落ちる原因:テキスト・基本書の読み込み中心

講座受講中心の学習スタイルと、話は重複します。

テキストや基本書を沢山読み込んでも、司法試験に使える知識や答案作成力には結びつきません。判例の読込みや条文素読も同様です。

司法試験に合格するためには、短答式試験で正解を選べるか。論文式試験で合格答案を書けるか、ということです。

本を読み込んでも、問題を解けるようにはなりません。

理解や知識は深まるかもしれませんが、試験合格という意味ではあまりに無駄が多い勉強方法なのです。短期合格を目指す方は、特に意識して注意してください。

⑶司法試験に落ちる原因:論文答案の作成練習をサボりがち

一番深刻な不合格原因は、論文の答案作成の機会が少ないこと、またはしていないことです。

答案作成の勉強はとても苦しく、辛いので、受験生は敬遠しがちです。特に、論文答案をまだ書けないからといって答案を書かずにテキストの読み込みに逃げてしまう人が多いです。

繰り返しますが、答案を書く練習をしなければ必ず合格できません。

論文答案を強制的に書く機会を作るようにしましょう。

答案作成の勉強は苦しいので、答案作成の機会が自然と勉強スタイルに組み込めれている予備校の講座を利用するのも良いでしょう。

答案作成をしたら、添削してもらうことは非常に重要です。そして合格者や講師に質問できる環境を確保することも重要です。

2回目の司法試験受験に向けて、勉強体制の見直しを

次の司法試験に向けて、必勝態勢で挑みましょう。

今までの自分の学習スタイルや、意識を良い方向に改善させていくことです。

勉強体制の見直し⑴ 自学自習すること

当たり前のことですが、自分を助けてくれるのは自分しか居ません。合格答案を書くことができるのは自分しかいないのです。

予備校に通えば合格できるわけではありません。合格者の話を聞けば合格できるわけでもありません。

自学自習の意識を高めることが重要です。予備校や合格者は、自分の都合の良いように使いこなすことが重要です。

勉強体制の見直し⑵ やる気のある受験仲間との機会

自学自習を基本としながら、同じく自学自習の精神をもつ仲間と接触を持つ機会を作りましょう。

ライバルでありながら、切磋琢磨できる受験仲間がいるといないとでは、モチベーションに差があります。

良い受験仲間がいない場合には、予備校の講師でも構いません。常に誰か、モチベーションに役立つ人との接触機会を持ちましょう。

勉強体制の見直し⑵ 合格者の話を聞く機会

合格するまで、常に合格者の話を聞くことが大事です。合格者は皆それぞれ、自分だけの勉強方法論を持っています。

また、合格者が皆共通して語ってくれることもあります。

合格者の話から外れてはいけません。受験勉強していると、ついつい視野が狭くなるし、独善的になりがちです。

合格路線から外れることがないように、常に合格者と自分を比較する機会を持つようにすることです。

勉強体制の見直し⑶ 合格者・講師からアドバイス貰う機会

予備校でも学校の先輩でも友人でも構いません。定期的に合格した方からのアドバイスを貰う機会を作りましょう。

実際に話を聞くという意味でも、解らないことを質問するという意味でも、アドバイスをもらうことは重要です。

勉強しているうちに質問はたくさん出てくるはずですし、話していく中で気付けなかった重要ポイントにも触れることができます。

勉強体制の見直し⑷ 合格者・講師に添削してもらう機会

論文答案を実際に書いて、添削してもらう機会を作りましょう。

添削機会があれば答案作成の強制力にもなります。

合格答案が作成出来るようには、コツコツと地道に自力を高めていくしかありません。

答案を沢山書いて、添削してもらっていれば、自分ではまだまだ…と思っていても、知らぬ間に合格基準をクリアしているものです。

1回目の司法試験に不合格だった受験生へ

2回目の受験で結果を残せるかが「正念場」です。

後はないつもりで、真摯に自分と向き合うことから始めてください。

自分のことを見つめ直して、実際の行動に繋げることができれば、必ず道は拓けます。

応援しています!

 

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