司法試験の受験生(だった)だけど、司法書士試験を目指す皆様に向けて書いています。
司法書士試験の合格を目指している司法試験経験者の多くは、最終的に司法書士になることを目標としている方は少ないと思うのです。
「司法試験に合格できそうにないから、とりあえず司法書士試験を目指している」
そんな人々が多いと思うのです。
司法試験に落ちたから、
とりあえず合格可能性が高そうな司法書士試験を受験する人に向けて、
今一度考えておいて欲しいことを書いておきます。
司法書士試験を目指すにあたって、今一度考えておくべきことのお話です。
充実した悔いの残らない人生を送るために今一度考えておくべきことのお話です。プロフィール
目次
司法試験受験生の学力レベルは高い
司法試験に受験期間が長引いたために、また不合格が続くために、少しだけ試験難易度を下げる。合格可能性が高そうに思える「司法書士試験」を受験する人も少なくありません。
司法試験から転向して受験する方の多くは、「司法試験を受験してきた」という自負を持っていることが通常です。
司法書士試験への転向組は、最難関試験である司法試験に挑戦してきた方々であり「最終合格まであと少しのレベル」。それなりの実力を持っている方ばかりです。
でも司法試験受験生というプライドは司法書士合格に邪魔
司法試験を目指してきたという自負心は、自己肯定感という意味では役に立つのですが、しかし司法書士試験に合格するためには何ら役に立ちません。
司法書士試験は、司法試験の代替試験ではありません。司法試験で成績優秀だったとしても、それだけで容易に合格できるような試験ではないのです。
プライドなんか持たずに、純粋な気持ちで「司法書士試験の合格に向けて頑張るぞ!」という真摯な気持ちを持つことが必須になります。
(司法試験に合格したい!という気持ちと同じ程度の熱意を、司法書士試験に向けなくてはなりません)
司法試験に合格できないから、司法書士を目指すのか
司法試験の片手間に司法書士試験を受験したり、
司法試験に受からないから、なんとなく司法書士試験に手を出したりということでは、司法書士試験に最終合格することは難しいでしょう。
時間を無駄に過ごすだけだと思います。
司法書士になるモチベーションがないなら受験するな
司法書士試験を目指すと決意するならば、一度司法試験のことは忘れることです。
司法書士として成功したい!という猛烈なモチベーションを持つことです。
司法書士試験に対する熱い気持ちと共に、合格に向けて再度猛烈に突き進むことです。
司法書士試験に対するやる気を上げることができない場合には、決して司法書士試験に手を出してはいけません。
司法試験に対する熱い思いを再発見できるかも
しかし、司法書士試験を検討することで、副作用と言いますか、新鮮な発見もあることでしょう。
司法試験から脚を洗って、司法書士を目指す。このことを真剣に考える際に、司法試験に対する熱い想いがある自分自身を再発見できるかもしれません。
モチベーションが再燃してきたならば、そのときには再度司法試験に再チャレンジすることです。
再度挑戦する気持ちが芽生えた場合には、初心に立ち戻って、ゼロから勉強を始めましょう。
今までの受験経験は単なるお荷物にしかなりません。
新鮮な気持ちで、合格者の話を聞いて、予備校のプログラムに乗って、真っ新な気持ちで勉強を再スタートすることが重要です。
司法試験に不合格⇒司法書士には受かるという勘違い
司法試験に合格できないから、司法書士試験であれば合格できるはずだ、と思うのは間違いです。
とりあえず司法書士試験に合格して、司法書士として働きながら司法試験を目指そうというアイデアがあること自体はわかりますが、そうはうまくいきません。
司法書士試験は、司法試験とは全く異なる試験科目の試験であると考えるべきです。
「とりあえず司法書士試験」というのは間違いです。司法書士試験に手を出したばかりに、司法書士に合格するだけでも苦労をして受験期間を無駄に長引かせてしまうケースがほとんどだと思います。
司法試験に合格できないから、という理由をもう少し深掘りしてみましょう。
司法試験に合格できない理由が、「受験に対するモチベーションが落ちた」ということであれば、司法試験から即時撤退するべきです。
(今まで頑張り過ぎたために)気力体力が無くなってしまったという状態であれば、いくら頑張っても司法試験に合格することは難しいからです。
他の資格試験に転向するということではなく、資格試験の世界から一度身を引くことを検討してみましょう。
精神的・肉体的・金銭的にも良い方向性が見出せる可能性が高いと思います。
なりたい未来が法曹ならば予備試験を受験すべし
なりたい自分に向かって、ストレートに進んでいきましょう。
人生は思ったよりも短いものです。
今が一番合格に近い状態です。後になってから振り返るとわかるはずです。
人生が進むほど、時間も余力も無くなっていきます。
心が燃えているならば、今こそ、なりたい将来に向かって突き進むべきです。
司法試験に合格したいならば、シンプルに予備試験または司法試験の受験を検討してみるべきだと思います。
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