社会人受験生

【社会人受験生】働きながら予備試験・司法試験に合格できるのか?

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社会人合格者・高橋
社会人合格者・高橋
私は、社会人受験生として合格し現在弁護士をしています。

答えはイエスです。

働きながらでも、予備試験・司法試験に合格できます。

専業受験生よりも社会人受験生の方が、合格しやすい側面があるのです。

実際に社会人合格者はいるのか?

実際に社会人受験生を続けて、合格した人は相当数います。

以前にある程度、法律の勉強をしていた人や、
他の法曹資格を取得している人もいれば、

全くのゼロから受験勉強を始めて合格する人もいます。

むしろ社会人受験生の方が合格率が高いかもしれません。

社会人受験生が働きながら合格できる理由

社会人合格者・高橋
社会人合格者・高橋
社会人受験生は、勉強するには良い環境です。

私は専業受験生よりも、社会人受験生の方が、予備試験・司法試験の受験生活に有利であると考えています。

その理由をいくつか挙げてみます。

⑴金銭的な余裕がある

予備試験・司法試験の受験費用は、決して安くはありませんが、
社会人であれば工面できない金額ではありません。

合格に役立つ講座や教材を迷いなく買える点は非常に大きなアドバスになるでしょう。

専業受験生の場合には、アルバイトしながら自習を続けて、評判の良い講座を厳選して受講する人がほとんどです。

専業受験生も、経済的な余裕がない限り、何らかのアルバイトをしながら勉強する人がほとんどでしょう。

アルバイトの負担や、バイト料の低さを考えると、仕事をしていた方が効率が良いと思います。

精神的ストレスがない

社会人であるときには、それほど実感できないと思います。

専業受験生にとって、「社会的ステータスがない」「安定収入がない」ことは精神的なストレスとなっています。

精神面で弱ってしまい、勉強に集中できないケースも多々あります。

社会人受験生は、そのような精神的な負担がありません。

予備試験・司法試験に落ちたところで、職を失うことはないし、収入も途絶えません。
イザとなったら受験勉強を辞めることだって出来ます。

逃げ道も確保されており、精神的ストレスがなく受験勉強に集中できることは、社会人受験生の大きなアドバンテージになります。

⑶時代は社会人に有利に(時間面)

「社会人として働くと勉強時間が取れない」

こんな思い込みをする人が多いと思いますが、本当でしょうか?

社会人受験生は、平日9時〜18時は仕事をしているでしょうが、仕事の前後、朝と夜の時間を使えば、一日4〜5時間は捻出できるはず。

昨今では、有給休暇の取得を奨励する企業が多いですし、時短勤務制度も整備されてきています。

会社によっては在宅勤務が出来るケースもあるのですから、社会人が勉強することができる環境は整ってきているのです。

⑷社会人受験生は仕事で学べる

それに、職務内容が法律に近ければ、仕事で予備試験・司法試験の勉強をすることができます。

取り分け金融系や不動産系の業務に従事することができれば、実務経験を積みながら、具体的に学ぶことができるのです。

業務自体が試験勉強の内容そのままとなるし、専門家に直接質問することもできます。

社会人受験生が不利な側面は?

社会人受験生の悩み

とは言っても、確かに社会人受験生が、専業受験生よりも全て有利ではありません。

1日の全てを勉強に費やすことができる専業受験生に比べると、勉強時間が少ないことは否めません。

勉強時間の少なさから、専業受験生に比べると、

多くを学べない
深く学べない
完璧に受験準備できない。

と言う悩みはどうしても生じてしまいます。

時間がないことは社会人受験生が合格に近づく要因に

しかし、実はこの悩みこそが、社会人受験生の強みだったりもします。

何故なら、専業受験生やベテラン受験生が陥りやすい、不合格になる学習習慣というものが存在するからです。

専業受験生の場合、勉強に熱心になるあまりに、全てを完璧にこなそうとしてしまいます。

多くの学習範囲を勉強して、あらゆる勉強機会や勉強ツールに手を出してしまいがちです。
量的に沢山のことを学習するので、多くの知識を得る人が多いです。

しかし、予備試験・司法試験で求められている学習範囲はそれ程多くありません。必要となる学習量も実は少なく、学習深度も浅いものです。

社会人受験生であれば、勉強時間に多くを避けないので、必然的に完璧主義を捨てなくてはいけないし、合格に必要なポイントに絞って学習しようとする習慣が身につくのです。

ポイントを絞った学習は合格するには非常に重要なことなのです。

受験が長期化してしまう要因としては、勉強のしすぎを挙げることができます

予備試験・司法試験の合格に必要でない学習に精を出す専業受験生は多くいます。
余計な知識を学んでも合格には近づきません。

沢山勉強して、量的満足感・安心感を得ることはできますが、試験結果は不合格となる。そんな負のスパイラルに陥ってしまう受験生は多いのです。

結局、社会人受験生は予備試験・司法試験に合格できるか

結局のところ、社会人受験生でいた方が、専業受験生に比べて、合格しやすいと言うことができます。

合格するには、細かな知識は不要です。

社会人であれば、細かな知識を勉強している時間的余裕がないですし、合格に必要なことのみに集中しやすいのです。

それに、精神的にも金銭的にも余裕を持って勉強に集中できるので、試験当日に向けて追い込み勉強をしやすいと言えます。

一見、社会人であることは予備試験・司法試験の受験に不利と思われがちですが、実は合格しやすい状況にあることも頭に入れておきましょう。

社会人受験生が働きながら予備試験・司法試験に合格するには

❶働きながら合格する人の特徴を抑える

社会人合格者は、皆、浅く広く、必要なポイントだけに絞って勉強しています。
受験歴が長い受験生から見ると「えっそれだけで合格できるの?」という感覚です。

理解して欲しいことは、専業受験生になれば合格できるわけではないと言うこと。
しっかりと勉強しよう、完璧に理解しようとすると、かえって合格から遠のきやすいのです。

❷社会人合格者の真似をする。

社会人合格者を真似して最低限必要なポイントのみを抑えることが重要です。短期合格者を真似ることです。

社会人合格者は隙間時間をうまく利用している。特に現代では、ネットで学習をうまく利用して学習し合格するパターンがほとんどです。

隙間時間の勉強に適している、短期合格者がオススメする教材も増えてきました。

❸社会人受験生が合格するために注意することは?

細かな知識は捨てましょう。

大きな考え方を理解して、試験当日、現場で考えることができるようにしておくことです。思考の大筋を表現できるようにしておくことが必要です。

短期で合格する人たちは、忙しい人が多いです。または短期合格すると決めているので時間が無い人が多い。

勉強時間がないと必然的にやることが絞らなくてはいけません。

自分を追い込んで本当に必要なことだけ勉強する選球眼をつけることが必要です。具体的には短期合格者が利用している予備校・教材を選ぶことが第一歩として重要になります。

社会人受験生が利用すると良い予備校・教材は?

社会人合格者の多く利用しており、推奨している予備校や教材を選びましょう。

従来ながらの通学生予備校に通うことは、社会人受験生にはお勧めできません。

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