宅地建物取引士

「宅建試験に落ちた」私が翌年リベンジ合格できた必勝7つの心構え

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圭太
圭太
一級建築士、一級建築施工管理技士、宅地建物取引士の資格を持つ。宅地建物取引士は一度失敗したのちリベンジを果たす。現在は資格学校の講師も勤めています。

宅建試験に落ちた私でしたが、翌年の試験に何とか合格できました。宅建試験の合格を掴み取るまで、相当の努力の積み重ねをしたつもりです。

リベンジ合格を掴み取った私が、合格を掴みとるために必要と考える「7つの心構え」についてお話しします。

リベンジ合格⇒「できるか?」ではなく「する」

皆さんのなかには、今年「合格できるか?」と心配になっている人もいると思います。この「できるか?」という言葉を常に「する」に変えることで合格に2歩近づきます。

例えば会社の人に受験の話をするときも「今年、宅建の試験に合格する」ということばを使い、今日勉強する時間があるかと思った時も「2時間は勉強する」といった具合です。

よく耳にするのが「忙しくて勉強できない」という人がいます。試験問題で、皆さんが忙しかったか忙しくなかったかは聞かれません。合格にふさわしい準備をしてきたかどうかを聞かれるのです。

大勢の受験生が仕事を持ちながら試験勉強をしています。なにがなんでも「合格する」という強い意思を確認してください。

リベンジ合格⇒スキマ時間の活用と記録

1日の目標勉強時間が2時間だった場合、朝起きて出社前に30分、通勤の行き帰りで30分+30分。帰宅してから、30分、これだけで2時間勉強できます。

30分という「まとまった時間」も取れなければ「5分」の時間を積み重ねます。

私の場合、暗記が必要な単元のものは、歩いていて赤信号で立ち止まってる間に暗記カードを持ち出し記憶、青信号になったら、歩き出して暗記項目をブツブツ言いながら思い出せなくなったら立ち止まるという繰り返しをしていました(危ないのでマネしないように)。

暗記項目はまとまった時間、机に向かってというより、そういった「超スキマ」時間の方が集中力が「超」高まって、いい場合もあります。みなさんの生活習慣を今一度見直して、スキマというスキマを活用しましょう。

そして、そのスキマも含めて勉強時間を記録するのです。例えば、1週間の目標勉強時間が20時間の人が10時間しか勉強できなかったとしても、しっかり記録に取って10時間勉強した自分をほめてあげましょう。

記録を取ってないと10時間は勉強しただろうと思っていても2時間も勉強していない場合があります。

では、1週間の勉強時間が10時間足りない状態で次の週に一気に10時間増やしましょうっていっても、厳しいですね。では、1日に5分増やしましょうといえば「できますね?」。「できるか?」ではなく「する」のです。

1日5分増やせば1週間に1時間は勉強時間が増やせます。こうして、昨日の自分より1日5分勉強時間を増やすといった繰り返しで、1週間単位での目標勉強時間を確保しましょう。

リベンジ合格⇒繰り返し勉強

一度覚えたと思っても直ぐに忘れてしまいます。また、理解し覚えているかの確認のため繰り返しが必要です、試験当日まで何度でも。

ある合格者のエピソードで宅建の試験勉強で同じ本を最初に5冊買って1冊がボロボロになったら次というのを繰り返して5冊やって合格したとありました。そりゃ合格するでしょ。

大事なのは同じものを何度も繰り返すということです。

私の場合も1年目は資格学校のビデオ講座とテキストを歯抜け状態でやっと、一通り勉強したくらいで「1点」足りずに不合格。

2年目は通勤電車の中だけで毎日往復2時間半はずっと同じ1冊の本を繰り返し読むだけで「1点」クリアで合格でした。教材を信じて繰り返すことが大切です。

リベンジ合格⇒途中であきらめないこと

模擬試験で合格点とは、かけ離れた点をとると本試験前に「あきらめて」しまう人がいます。受験生の心構えとして、途中で「あきらめて」しまうことが最も悪い心構えになります。

「あきらめて」しまった人の合格率はゼロです。そして、あきらめてしまう人のなかには、既に合格した人や高得点を取っている人と比較して

「あの人は優秀で、勉強ができ」
「私は学生のころから勉強ができなくて優秀でない」

など勝手に自分の限界を決めつけている人が多く存在します。

宅建の試験は8割強が不合格となる難関であることに間違いはありませんが司法試験ほど難しくはありません。

あえて「宅建レベル」と言わせてもらえば、このレベルでは、やはり「できる・できない」ではなく「やる・やらない」で合否は決まります。

講師の立場では、模擬試験ごとに力をつけて、こちらが伸びてきたと思っている人でも、声をかけると「点数が低くて、正直諦めかけている」という人が実に多いです。

その模擬試験の点数からでも最終的に合格した人を何人も見てきたので、実例も出しながら「あきらめさせない」ことに心血を注ぐわけですが、実際にあきらめてしまう人が居るのは残念なことです。

誰しも試験勉強期間はつらいです。ですが、たまには合格した自分をイメージしてニヤニヤしてみてください。試験までもうひと頑張りです。

リベンジ合格⇒途中で合格した気にならない

模擬試験で軽く合格点を取るか、あと一息の点をとると、勝手に合格した気になる人がいます。受験生の心構えとして、「あきらめて」しまうことの次に悪いです。

もちろん、相当の実力をつけている一握りの人は別にして、たまたま「いい点」を取ったくらいで合格した気になってはダメです。

その模擬試験の点数は「合格」を約束してくれないことを思い出してください。

勝手に合格した気になってしまうと、どうしても勉強のペースが落ちて知らず知らずのうちに実力が下がっていきます。

1日くらい勉強しなくても、という気持ちが積み重なって、しばらく勉強してなかったという人も出てきます。一度、落ち込んでしまった実力は元に戻すのに大変な労力を要します。

また、自分が合格圏に居ると思っている人が注意しなければならないことは、本試験で「分からないはずのない簡単な問題」が直ぐに判別できなかったときに襲ってくる「真っ白」な状態です。

この「真っ白」な状態になってしまうと、平常心を失ってしまうので、その問題にとどまらず複数問続けて落としてしまうということになりかねません。あらかじめそういった心の準備もしておきましょう。

リベンジ合格⇒間違えた問題は伸び代!と考える

勉強しても勉強しても点数が伸びない。そういった状況は大変つらいですね。大切なのは点数だけで一喜一憂するのでなく、正答した問題、誤答した問題の全ての選択肢を見直すことです。

正答した問題が選択肢のうち2つまで絞ってタマタマ正答したのか、確実にその選択肢を選ぶことができたのかを見直さなければ本試験で得点できるとは限りません。

この「見直し」の作業は試験勉強する上で最も大切な作業になります。しっかり、解説を読んで、曖昧な箇所があればテキストの該当箇所をしっかり読みなおすのです。

見直しの作業は、誤答した問題は、より入念に行います。繰り返し同じ単元で誤答するのであれば、「私には分からない」といって「捨て問」にするのではなく「私の伸び代!」と思ってワクワクしながらシッカリ得点できるようにするのです。

模擬試験では良い点を取るに越したことはないですが、30点の人と40点の人、どちらが伸び代が大きいか分かりますね?

そして、勉強中は「理解」に努めることはもちろん大切ですが、試験では「分からなくても得点する」といった切り替えも必要です。なんとしても「得点」に変えて合格を掴み取りましょう。

リベンジ合格⇒試験当日の心構え

2019年宅地建物取引士の合格率は17%。試験会場に100人いたら80人以上の人が不合格になる試験です。

あなたは合格者側に居ると思えるだけの準備をしてきましたか?まずは、試験会場をイメージして合格者側に居るだけの準備をしていかなければ、周囲に居る人が「できる奴ら」に見えて試験が始まっても周囲の気配に押されてしまいます。

試験中は当然分からない問題で頭をかかえる瞬間もあるでしょう、そんなときも「引き下がることができない」くらい準備をして試験会場に入らなければ、分からない問題が出るたびに集中力が低下していきます。

それとは別の心構えとして、試験では満点を取る必要はありません。合格点を取ればいいのです。

宅建の試験では権利関係で「最高裁の判例では」などの問題も出るので、見た瞬間分からない問題が出て当然です。試験中はある程度は自分を許してあげる部分を持ちながら最後の一秒までベストをつくしましょう。

宅建試験に翌年リベンジ合格できた7つの心構え

私の宅建試験の受験と講師経験から「合格を掴むための7つの心構え」をお伝えしました。

宅建試験合格に向けて、最も大切な心構えは「素直になること」です。

資格学校に通っていれば、その学校の指導を素直に受け止め教材など全てを実践することが合格するのに回り道を減らす(近道という訳ではありません)ことになります。

今回、お伝えしたことを少しでもヒントにしていただき皆さんが合格を勝ち取っていただければ幸いです。

全力で宅建試験に挑戦する!